TOP

アンチRPG的要素のあるゲーム(おもいっきりネタバレあり)

LIVE A LIVE(SFC):
オムニバス方式で複数のシナリオが楽しめる。
戦闘などのシステムは共有しているものの、それぞれのシナリオは独自の設定があり、もはや別のゲームにすら見える。中には戦闘のみで終わるシナリオや、逆に戦闘がほとんどないシナリオもある。

ここまででもRPGから逸脱したゲームであることが伺えるが、問題となるのは各シナリオをクリアした後に現れる「中世編」である。
中世編はそれまでに登場した独特なシナリオとは全く違い、剣と魔法が登場するオーソドックスなRPGである。そして、シンボルエンカウント(またはイベント戦)が主だったこのゲームは、中世編以降、ランダムエンカウントとなる。
物語は主人公である勇者と姫の出会いから始まる。主人公と姫が愛を誓ったその夜に、姫は魔物にさらわれてしまう。姫を助けるのが目的だ。まさに王道というべきRPGである。

しかし、この王道RPGはストーリーを進めるうちに徐々に歯車が狂い始める。旅の道中で親友が命を落とし、失意の中で国に戻ると、わけもわからぬまま王殺しの罪を着せられて国を追われ、死んだはずの親友が生きていたかと思えば、嫉妬心から罠にはめたと告げられ、「あの世で俺に詫び続けろ」と襲い掛かられる始末。そして親友を倒せば、親友に何故か同情してしまった姫から批難の声を浴びせられ、あげく目の前で姫は自害。
従来のRPGのお約束を逆手に取った、非常に衝撃的なシナリオである。

moon(PS):
主人公の少年がゲームをやっている。FFやドラクエを彷彿とさせる、とてもオーソドックスなRPGである。
少年は突然、ゲームの世界にすいこまれてしまう。そこで少年が見た光景は、まるで狂ったように罪のない動物を殺戮して回る勇者の姿だった。
少年は勇者に殺された動物たちの魂をキャッチして元に戻したり、ゲームの世界の住人達と交流したりする中で、「ラブ」を集めていく。
粘土で作られた動物ややわらかいタッチで描かれた登場人物たちがおりなす、不思議な世界観のゲームである。
ほのぼのとした世界であるが、端々に皮肉が潜んでいるようにも受け取れる。
特に、ゲームの最後に現れる選択肢は、アンチRPGを通り越して、アンチゲームとも言えるものとなっている。

.

最終更新日:2014-02-05 23:11

コメント (0)